ここ惚れ ワンワン! my treasure その5 ” 浦上玉堂、恋する山水 ”の巻

ん~ようやく花粉症が過ぎ去ったと思ったら、どうにも体調が悪い今日この頃...
家に帰ると異常な疲労感でなんにもする気が起きずベッドの上でぐったりして居りまする。。
肝炎になった友達の症状と似てるわ...血液検査にでも行くべきか...

変な話で恐縮ですが、
花粉症の時は性欲の減退が著しいのに対し、今は特にそんなことはありません。
とりあえず糖尿病や鬱じゃなさそう...
という訳で、、
こんな時は玉堂先生の艶っぽい絵でも紹介してその太極の気にあやかろうと思った次第。

b0283699_4404570.jpgご存知の方には説明は不要でしょうが、浦上玉堂(1745-1820)と言えば江戸時代の南画家を代表する一人。
若い時には岡山藩(正確には支藩の鴨方藩)のそこそこのエリート武士として将来を嘱望されながら、脱俗の気抑えがたく、遂には出奔脱藩して琴、詩、画の文人ライフに耽溺するというウラヤマしい後半生を送った粋人です。

そんな玉堂先生の画と言えば、もちろん俗世間を離れた心洗われるような山水の世界を美しく…
ってあれ?こ、この屹立する山のカタチはどー見ても…ナニ…ですよね…(デカい…)(-_-;)
そう、玉堂センセイの画にはこの手のチ×ポコ山が頻出するんです(右の滝が女×器だと気付いたあなたはお眼が高い…)

飄々とした好々爺なのにとんだエロじじいやん…

いやいや、これって実はスゴイことだと思いませんか?古来中国にも万物は陰陽から生ずという思想があり、西洋でもマクロコスモスとミクロコスモスの照応なんて考え方がありますけど、山と水をそのまま男女の凹凸で描いちゃった画家なんて世界広しと言えどもわれらが玉堂先生ただ一人じゃないでしょうか?

    寒林間処図、153×77cm、個人蔵

コロンブスの卵と言えばそれまでですけど、ピカソやダリにも見せてやりたかったわー!!
南画では胸中山水なんてことを大事にしますが、、
 なにげに胸中に思っていることは玉堂先生も小生も大差なかったとは...(爆)
そんな先生に憧れて自らの号をチンチンヤマにしちゃったのが椿椿山。(←これは嘘)

右上に書き付けられた七言律詩の内容によって、友人の姫井桃源が出張から三ヶ月ぶりに帰郷するに際して贈られた絵であることが分ります。
詩中に曰く、「・・・家人三月不相見 太守待渠解所願 探嚢白雪陽春溢・・・」と。。
なんだか難しいですけど性的な含意があるのは明らかですよね。。
(佐藤康宏氏にここら辺について書いた「浦上玉堂のエロティシズム」という名論文があります)

最近こういう自由な爺さんってイイなーってつくづく思いますね~。
俗の中に脱俗する、これぞ本当の隠君子!自由万歳!エロ万歳だぜ!
 (やっぱり最近疲労やストレスが溜まってるのか...)
現代人でいうと浦上玉堂のとらわれない生き方と重なるのはダダカンこと糸井貫二さんかな。。
誰それ?って人は都築響一氏の紹介が秀逸なのでそちらを参照して下さい(閲覧注意)。
 (もう閲覧できないようです。残念!)

自分のブログって、、美術系のブログにしてはこの手のしょうもない話題が多い気がする...【反省】
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by brevgarydavis | 2013-04-11 08:20